症例:日本猫 5歳 去勢オス
主訴
- 長年、歯の状態が悪く、犬歯の歯ぐきから膿が出るようになった。よだれも出て匂いもきつい。
- 膿が出ている側の目からの涙が多く、涙で皮膚炎を起こしている。
- 元気もあまりない。
- かかりつけの病院だと歯の処置ができないためセカンドオピニオンで当院を受診。
経過
- これまで東浦和にある動物病院で知覚過敏症といわれ、痛み止めを処方されていた。
- 抗生剤を処方されたが、飲ませることができなかった。
- 抜歯を検討する必要もあるが、その病院ではできないためほかの病院を紹介するといわれた。
初診時にお口の中をみると、犬歯の歯ぐきを押すと奥から膿が出てきて匂いもきつい状態でした。
歯の根元で感染を起こし膿が溜まっている状態なので抗生剤の投与も一時しのぎでしかなく、根本的な治療のためには抜歯をする必要がありました。
抜歯前のレントゲン検査
抜歯前
抜歯後
術後1週間
歯肉の炎症も落ち着いてきて、口臭やよだれ、左目の涙などの症状も改善されました。
猫の歯肉炎、歯石、口臭でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
当院では、抜歯前には必ず歯のレントゲン検査を行い、抜歯が必要な歯を判断しております。