内科

生殖器科

避妊手術で防げる病気、子宮蓄膿症

生殖器は主にメスでは卵巣・子宮・膣、オスでは精巣や前立腺のことです。
生殖器の病気でよく知られているのは子宮蓄膿症といって避妊手術をしていないメスで子宮内に膿が溜まってしまう病気で命にかかわります。診断は比較的簡単ですが、治療は手術による子宮卵巣摘出と抗菌薬治療に加え、術前から術後状態が安定するまでの循環管理や合併症の管理など、内科管理が非常に重要です。状態によっては手術をしても合併症により亡くなってしまう可能性のある怖い病気です。
またオスにも前立腺膿瘍というメスの子宮蓄膿症のような細菌感染による怖い病気があります。

レントゲン検査
レントゲン検査ではメスで子宮蓄膿症が疑われる場合、子宮陰影の有無とその他の異常所見がないかを確認します。
正常なレントゲンでは子宮は写りません。

超音波検査
子宮蓄膿症や前立腺膿瘍も超音波検査が重要です。正常な子宮は超音波ではなかなか見つかりませんが膿の溜まった子宮はすぐに見つかります。

血液検査
子宮蓄膿症の場合には白血球やCRPなどの炎症の指標とともに血小板や血糖値、腎臓の数値など合併症を起こしているかどうかの確認も重要となります。
DIC(播種性血管内凝固症候群)に陥っている場合やその一歩手前の場合にはそれに対する治療がうまくいくかどうかが生死をわける場合もあります。

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